イラついていた。
電話も会うこともない土日。
メールの数も減る土日。
その上、
Kさんと出会い今も一緒にいるSNSで誤解を生むことがあった。
わけわかんない…。
その感情を抑えたまま受け取った日曜夜の
Kさんからのメール。
たった一行の一言メールに「わけわかんない」と返事をした。
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そこからこれまでのイラつきと、どんどん好きになっていく感情と、不満と疑心とが入り混じり、初めて言いたいことを感情のままぶつけてメールを送信した。
『
明日電話で話してもいい?』と
Kさんからの返事。
そして今日の午前中に来た電話。
仕事が終わってから夜に電話をくれるのかと思っていたら、休憩中にかけてくれた電話。
一緒にいるSNSでの誤解を招いた出来事は、納得のいく回答と、あっけない幕引きで悩んだのが馬鹿馬鹿しくなる事として片付いた。
色々話して
Kさん自身が気を使っていることと、私が素直になれていないことがよくわかった。
それにまだお互い手探り状態の時期。
わからないことばかり、知らないことばかりの今。
だんだん一つ一つお互いを知っていく過程。
「
黄菜子がネガティブになっている時、どう向き合えば良いかまだわからないから。
でも今回みたいになんでも言ってくれて良かった。
だから適当に遊んでいた方が楽だなんて言わないで。
黄菜子のことどんどん好きになってる。
今100%好きだとして、次は200%って
好きのキャパが広がっていく感じなんだよ俺は。
だから黄菜子も俺のこともっともっと好きになって欲しい。」
私は向き合うのが怖くて、好きになっていく気持ちが怖いくて逃げだそうする。
たった一人の人と向き合うのが怖くて、すぐに余所見しようとする。
最初に大好きになった人と突然すぎる別れがあったからかもしれない。
別れた時のことを、いつかその愛情がなくなる日がくることを恐れている。
だって、一生向き合おうとした夫との愛の形は変ったもの。
なのに
Kさんと付き合ってから余所見するチャンスが立ち消えする。
物音がしたなと思うと、不思議なほど騒音が消える。
午前中に聞いた
Kさんの声と言葉に、ずっとザワザワしていて落ち着かなかった気持ちが急に落ち着いた。
不安だった気持ちがスッとなくなった。
「
そういう気持ちにさせてごめんね」
Kさんは私を責めない。
優しい言葉で優しい物言いでキチンと自分の気持ちと説明をして謝っていた。
電話の後から続いているメールには
『
もっと黄菜子のことを知りたい
安心して身を預けてもらえるように』という文字。
携帯電話の画面を見つめたまま、しばし呆然。
人の温かさに涙が出るほど嬉しくてありがとうとしか言えなかった。
Kさんは
普通のことだよと言うけれど、何かとわがままだと言われ、甘えることも頼ることもわからなくなった私には幸せを感じられる言葉だった。
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